東京文化学園:理事長の部屋

カナダの姉妹校を訪問

−2000年2月−

KSSのシェイブ校長と  2月下旬に、東京文化中学高校の姉妹校となっているカナダの学校を訪問してきました。場所はバンクーバーとカルガリーの中間点、オカナガン湖(南北100キロ、東西2キロ)の湖畔です。この湖にはオゴポゴという名の怪物が住んでいることになっています。
 ケローナ市(オカナガン湖のほぼ中央の東岸、人口14万人)には、ケローナ校(Kelowna Secondary School、KSS。日本の中2から高3まで)があり、中高のカナダ研修のときにホームステイでお世話になっています。今年の5月にはKSSから30人が本校を訪問し、ホームステイしました。1998年から1年間の交換留学が始まりました。KSSでは、1年を通じて8科目の授業を受けています。



写真左上:KSSのシェイブ校長と交換留学について意見を交換しました。

写真右下:KSSに留学している本校の生徒たち


KSSに留学している本校の生徒たち
 ケローナ市の南にはオカナガン・ミッション校(Okanagan Mission Secondary School、OKM)があり、ここでも夏のホームステイでお世話になり、昨年春にはコイ校長以下30人が本校を訪問し、ホームステイしました。


VSSの工作の授業  バーノン市(オカナガン湖のほぼ北端)には、バーノン校(Vernon Secondary School、VSS)があり、ここも中高のカナダ研修のときにホームステイでお世話になり、交換留学を始めています。1998年春の日本訪問のときには、本校でホームステイをしています。VSSでは、半年ごとに4科目の授業を受けています。



写真左上:VSSの工作の授業では、オイルストーンという石を削って作品を作っていました。

写真右下:VSSのデドラ校長は、冬でも屋内では半袖でした。




VSSのデドラ校長  昨年9月からKSSとVSSに留学している本校中高生は8人です。すでに6か月以上が過ぎているので、日常会話の英語はほとんど不自由しないようで、カナダ人の友人から冗談を言われるのに、冗談で対応するほどの人もいます。英語の授業を受けるほか、英語での理科、工作、音楽などの授業を受けたり、日本語の授業で先生の指導の手伝いをしたりしています。両校長の話では、カナダの社会に溶け込むためには、自分の意見をはっきり言うことが大切なことの一つだそうです。



KSS「比較文化」の授業
写真左:KSSの12年生の「比較文化」の授業で日本の宗教の話をしました。




VSSでの日本語の授業

写真右:VSSでの日本語の授業。習字をして日本文化を学びます。

写真左下:VSSでの音楽の授業。ブラスバンドをしています。



VSSでの音楽の授業  2月の気温はマイナス5度からプラス5度ぐらいですが、雪は市街地にはあまり降りません。北にあるバーノン市のほうが、道路脇の雪が多く残っていました。カナダ人は寒さに強いようで、天気のいい日には、半袖で通学する生徒がいるのには驚きます。教員は長袖を着ていますが、校舎内で半袖の人もいます。外が寒いので、校舎も家庭も全館暖房していますが、室温は20度ぐらいしかなく、東京の室内のほうが暖かく感じました。

授業の写真でも、教員も生徒も半袖の人が目に付くでしょう。でも、これは2月のカナダで撮った写真です。


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