平成10年1月21日(水)「1997年度における東京都とモスクワ市の交流事業に関する合意書」による事業の一環として、モスクワ市保健医療研修生の東京文化医学技術専門学校施設見学が行われた。
東京都は、「1997年度における東京都とモスクワ市の交流事業に関する合意書」に基づき、都立病院や都立衛生研究所において受け入れを行うこととしたが、都の医療供給体制や医療事情について認識を深めてもらうため、東京文化医学技術専門学校への見学も実施することとした。
モスクワ市より東京都に派遣された保健医療研修生は、アンドレイ・アレクサンドロヴィッチ・ヨロフ氏、イゴル・ニコラエヴィッチ・フョードロフ氏、アラ・アヴグストヴナ・オディンツォヴァ氏の3名と東京都衛生局担当者と通訳。
リムジンバスで中野の桃園校舎:東京文化医学技術専門学校に到着した一行は、本間伊佐子校長、今井正教務課長の案内で熱心に校内を見学した。
また、両都市の友好関係は、両都市市民の福祉の向上はもとより、日本・ロシア連邦両国の関係強化に寄与するものであることを確信する。
さらに、両都市は、世界の諸都市との多都市間協力を拡大するために努力する。
とりわけ、両都市は、1997年6月にモスクワ市で開催される第5回世界大都市サミット会議の成功のために協力する。
東京都とモスクワ市は、1997年度には、次の交流事業を実施することに合意する。
市民の交流
(1) 東京都は、モスクワ市において文化事業を実施するなど、モスクワ市創設850周年祭に協力する。
(2) 東京都とモスクワ市は、高校生を相互に派遣する。
(3) モスクワ市は、東京都で開かれる児童生徒書画展に参加する。
(4) 東京都とモスクワ市は、音楽、映画、舞台芸術など市民相互の文化交流を積極的に支援する。
行政の交流
(1) 東京都は、モスクワ市環境保護調査団を受け入れる。
(2) 東京都は、モスクワ市保健医療研修生を受け入れる。
経済分野の協力
東京都とモスクワ市は、両都市の発展及び産業の振興のために協力する。
我々は、この合意書を日本語及びロシア語によって作成する。
1996年10月14日
東 京 都 知 事 | モ ス ク ワ 市 長 | ||||
青島 幸男 | ユーリー・M・ルシコフ |
氏 名 イゴル・ニコラエヴィッチ・フョードロフ(男性)
職 業 医師
現 職 モスクワ血液銀行 輸血学者 モスクワ診療所#126
最終学歴 モスクワ医科大学(臨床学科)
医 師 歴 1993〜1994 モスクワ医科大学ヴィノグラドゥフ診察室 一般開業医
研究分野 末梢血液及び索状組織血液幹細胞採取、献血
氏 名 アラ・アヴグストヴナ・オディンツォヴァ(女性)
職 業 医師
現 職 モスクワ血液銀行 Apheresis部長 輸血学者
最終学歴 モスクワ医科大学(臨床学科)
臨床研究 鉄道運輸省中央診療病院 #20f 血液学及び輸血学科
医 歴
研究分野 Apheresis、末梢血液及び索状組織血液幹細胞採取、献血