2007年4月22日の統一地方選挙の翌日、東京で見た新聞に、山形市で最年少議員が当選したという記事がありました。新渡戸稲造の「武士道」を読み、「惻隠の情」に共感し、立候補し、25歳で当選した伊藤かおりさんがその人です。
新渡戸稲造を初代校長に持つ学園として、ご連絡をしたところ、5月の上京の折に過密スケジュールを割いて、学園にお立ち寄りくださいました。学園内の新渡戸稲造が揮毫した額、手紙など、またその精神を今に伝える心の教育のお話をし、また市議として新渡戸稲造の考え方がいかに大切かをうかがいました。
「武士道」は1900年にアメリカで刊行された本ですが、その内容は今に生きていることを話し合いました。今後も、日程を調整してお互いに新渡戸精神、ニトベイズムを活かしていこうと意見が合いました。
新渡戸稲造の「Haste not, Rest not.」(急ぐな、休むな)の額の前で(2007年5月26日 森本晴生)