2008年7月、長野県飯田市にある下伊那農業高等学校を訪問した際、農場の脇に石碑があり、「Boys, be ambitious! Inazo Nitobe」と刻まれているのに出会いました。
そこに書かれた説明によると、昭和4年7月1日に新渡戸稲造先生(このときは、東京女子経済専門学校 --東京文化短期大学の前身-- の校長でした。)がこの学校を訪問して講演した際に揮毫され、それを卒業生が母校に学ぶ生徒が朝夕このクラーク先生の名言を肝銘するようにと、昭和34年にこの石碑を建てたそうです。
あとで校長の斎藤先生にお目にかかったところ、この揮毫は校長室にあり、さらに「学如登山 稲造」(学ぶことは山に登るが如し)が玄関にあり、入学式などでこの2枚の揮毫の話を生徒にしていると伺いました。
この日はカメラを持ってなく、携帯で撮影したので、写真の映りが良くありません。
下伊那農業高等学校
2008年10月、もう一度訪問して、写真を撮り直してきました。
(各写真をクリックすると大きな物が見られます。)
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校長の斎藤先生のお話によると、この碑を作った創立30年(昭和34年)頃に、額の複製と10枚程度作り、1/10, 2/10のように番号を付けて数カ所に配ったそうですが、現在はどこに複製があるのか分からないそうです。
本学園のホームページ(この部分)を見た方が、同じものが自分のところにあると斎藤先生に連絡して来たそうで、多分それは上に述べた複製の一つであるようです。
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学園長 森本晴生