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岡野貞一 校歌作曲者

岡野貞一

[おかの・ていいち]
(1878〜1941)

●主な作品

ふるさと 春が来た 春の小川 おぼろ月夜 もみじ 日の丸の旗 桃太郎 夜の梅 三才女 七つの卵 紫煙る 夕やけ お日さまが見つけたもの 行く春 銀杏散る 雲の秋 雪の上の鴉 桃太郎

岡野貞一の曲は、1979(昭和54)年8月〜1981(昭和56)年3月にわたって全9集、18種類が発行された
日本の歌シリーズ切手」でも6曲が使われている。

略年表

明治11(1878)年

2月16日、鳥取県鳥取市生まれ。
子どもの頃、姉と一緒に通ったキリスト教会で演奏されるオルガンの音に強く惹きつけられ、音楽はもとより色々な勉強したいという気持ちを強く持つようになった。

明治26(1893)年

岡山のキリスト教系の、岡山の薇陽(びよう)学院に入学し、米人宣教師アダムズに楽才を認められ、音楽への道を志す。

明治29(1896)年

9月、東京音楽学校(現・東京芸術大学)に入学。

明治33(1900)年

7月、東京音楽学校本科卒業、直ちに同校研究科に入り、同時に同校授業補助となる。

明治39(1906)年

東京音楽学校の助教授となった。

明治40(1907)年

唱歌編纂委員

大正 7(1918)年

小学校唱歌作曲委員
文部省唱歌の編集、作曲委員として多くの唱歌を作曲する。

大正12(1923)年

教授に昇任

昭和 3(1928)年

女子経済専門学校(現:東京文化学園)校歌作曲

昭和 7(1932)年

2月、東京音楽学校(現:東京芸術大学)を退官

昭和16年(1941)

12月29日没(享年63)

岡野貞一は、東京音楽学校在職中、文部省が企画した小学校各学年用の唱歌集の編纂・作曲に携わった。
この「尋常小学唱歌」は、大正期から昭和初期にいたるまで、わが国のほとんどの小学校で使われた。

音楽教育の発展に大きく貢献する一方、40年間毎日曜日本郷中央教会で礼拝のオルガンを弾き、聖歌隊を指導するなど熱心なクリスチャンだった事が知られている。 また、唱歌以外にも本学を始め、全国各地の高校・大学の校歌や、岡山市、名古屋市、門司市などの市歌も等も数多く残している。


日本の歌シリーズ郵便切手(岡野貞一 曲)
1979(昭和54)年8月〜1981(昭和56)年3月発行
第2集(昭和54年11月26日)
もみじ


もみじ
高野辰之作詞・岡野貞一作曲
文部省唱歌(二年)
ふるさと

ふるさと
高野辰之作詞・岡野貞一作曲
文部省唱歌(六年)

第4集(昭和55年3月21日)

春の小川

春の小川
高野辰之作詞・岡野貞一作曲
文部省唱歌(四年)

 
第5集(昭和55年4月28日)
おぼろ月夜

おぼろ月夜
高野辰之作詞・岡野貞一作曲
文部省唱歌(六年)

 
第6集(昭和55年6月16日)
日の丸

日の丸
高野辰之作詞・岡野貞一作曲
文部省唱歌(一年)

 
第9集(昭和56年3月10日)
春が来た

春が来た
高野辰之作詞・岡野貞一作曲
文部省唱歌(三年)
 


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