-8- 第343号 | 平成14年7月5日 |
幼稚園
ようちえんだより
父親参観日
−お父様と一緒に−
新宿の高層ビルが建ち並ぶ景色が見える幼稚園のお庭に今年も梅や杏の実がたわわに実りました。
「美味しそうな実がいっぱい」
「いいにおい!でもカラスが食べにきちゃうよ」木陰で木の実をめぐって子ども達の会話が弾みます。みんなと相談をして熟れた実を収穫し梅はジャムになり、杏は一つずつお家に持ち帰りました。
進級・入園から二ヶ月がすぎて、子ども達も園の生活リズムも整いお友達や先生と生き生きと遊ぶ姿が見られるようになりました。
幼稚園生活が軌道にのってきた子ども達の日頃の様子をごらんいただこうとお父様をお招きして保育参観を行いました。「うちのパパは優しいの、でもおこるとこわいよ」「いっつも遊んでくれるよ」「おひげがいっぱいはえてるの」いつも仕事にお忙しいお父様が遊びに来てくださることを楽しみにこの日を待っていた子ども達は、お父様の手を引っ張って嬉しそうに登園してきました。幼稚園の中を案内して、ドンジャンケンやドッジボール、先生も一緒にかくれんぼなどを楽しんだ後、子ども達と遊んでいただけるプログラムとして、各学年に分かれての活動を行いました。年長組は親子ゲーム。自分たちの陣地である新聞にのり、先生とジャンケンをして負けた親子は新聞を畳んでいくというルールに一喜一憂しながら楽しみました。年中組はお父様との共同作業でお面づくり。前もって何を作るか相談をして写真やイラストを持参したグループもあり、個性豊かなお面が出来上がりました。年少組は巧技台を使ってのリズムあそびやミッキー体操をして手作りのプレゼントを差し上げました。普段、家庭で見せる姿と違う子ども達の姿をご覧になったお父様はいろいろな思いをされたようですが、子ども達はいつも以上の笑顔が見られ楽しい一日となりました。
日頃、家の中では見られない姿を見学することができ、非常に有意義な半日でした。息子のほうは見られていたというので照れくさそうでしたが、帰ってからは、すっかりご満悦で「ありがと ありがと遊びましょう〜」の歌を何度も付き合わされてしまいました。次はどんなふうでいるか見るのが楽しみなような怖いような不思議な気持ちです。
(T父)
”息子が楽しく歌ったり、一生懸命先生のお話を聞いたりと毎日通うのを楽しみにしている理由が良く分かりました。ー中略ー子どもの立場で「私も通いたい」と思いました。
(H父)
”「お父さんは幼稚園のことはよく分からないから着いたら案内してね」と話して当日を迎えました。娘はどんな生活を送っているのだろうかなど興味は広がっていきました。ー中略ー自由遊びはどの子ども達も楽しそうでした。私も友だちのお父さんと一緒にアスレティックに登ったり、かくれんぼをしたり・・・。娘のひとつの成長過程を認識することができました。
(K父)
主任 豆鞘美砂子
同窓会
今こそ 母校のために 同窓生の力を!
東京文化学園同窓会会長 湊 くに
東京文化学園の同窓会は、会員数二万人を超える大きな会になりました。今年も大勢の若い同窓生を迎え、新しい気持ちで接していきたいと考えています。
最近の生活の中で感じたことをいくつかとりあげてみます。
ある雨の日の地下鉄の電車の中の出来事。幼稚園児らしい子供を連れた母親五人が乗ってきた。みんな濡れた傘を持って、空気の悪い車中で、子供は子供、親は親のおしゃべりが延々と十五分続く。なぜ、親子でマナーを守ることができないのだろう。
始業のベルが鳴って教師が教室へ行く。おしゃべりが多く、騒がしい。「手を膝の上に、目を閉じて背中を伸ばし、沈黙」をして授業に入る。気持ちがいい。自分の意見を持ち、また他人の話をしっかり理解し、聞ける人になってほしいと思います。
同窓会の各校の部会は幹事長が中心となり、幹事長・副幹事長は理事会に出席して他の役員と共に同窓会の重要事項を協議し、決定しています。私達役員は、同窓生同士、お互いに助け合える同窓会作りを目指しています。先輩の方々は自信を持って若い人に接し、「和」を中心に同窓会に協力して下さい。
出生率の低下に伴う学生・生徒数の減少により、私立は現在が一番苦しい時です。理事長森本晴生先生を支援し、母校のために力を貸して下さい。同窓生の皆さんが一人でも多く生徒を送って下さることが、何よりの力となります。
皆さんももっと母校を利用して下さい。気軽に訪ねてきて下さい。新渡戸先生、森本厚吉先生お二人の像が皆さんを待っています。
月水金の三日間は同窓会の事務室も開いています。「クラス会は出席するけど同窓会はねー」という言葉をよく聞きますが、皆さんから好かれる同窓会になるよう、役員一同更に努力していきます。
発行者 〒164−8638
東京都中野区本町6の38の1
(電話 03−3381-0196)
学校法人東京文化学園
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発行人:森本晴生
編集人:佐藤 誠
印刷所:(株)共栄社印刷所Web版製作:東京文化学園情報システム室