-4- 第347号 |
| 平成15年12月12日 |
就職活動病院実習を終えて
齋藤 あゆみ
3年前の春、期待と不安の中この東京文化に入学し、臨床検査技師になる為の第一歩を踏み出しました。
初めの頃は何もかもが初めてで、驚きやとまどいばかりでした。1、2年の頃の学生生活は授業、実習、レポート、試験など忙しい毎日でしたが、臨床検査技師としての基礎を学べたとても大切な時間であったと思います。
3年次の病院実習では今まで勉強してきた事を基礎としていろいろな経験させて頂きました。生理機能検査実習では実際に患者様と接し、話をさせて頂く中で、検査に対する疑問や不安を聞くことができ、今の臨床検査技師に求められている事についてあらためて考える事が出来ました。
他にも学校では見ることができなかった自動機器による検査や多くの疾患の標本を見せて頂くことができ、とても勉強になりました。さらに、緊急検査や診察前検査の場合、検査結果を迅速に臨床側に伝える必要性があり、迅速かつ正確に検査を行うためには、多くの知識や技術が必要であると実感しました。
この半年間病院実習を行う中で臨床検査技師になりたいという気持ちがより一層強くなるとともに病院で働きたいと思うようになりました。
就職活動においては、一年生の頃から就職ガイダンスが何度かあり、いろいろな話しを聞く中で臨床検査技師が病院だけでなく検査センターや企業などでも活躍していることが分かっていましたが、私は病院勤務を希望することにしました。そして幸運な事に、昭和大学病院から内定を頂くことができました。患者様に安心して検査を受けて頂けるような臨床検査技師になることで、患者様の健康回復のお役に立ちたいと思っております。
この春、臨床検査技師としてのスタート地点に立ちますが、今まで支えて下さった先生方や病院での検査技師の方々のおかげでここまで辿り着くことが出来たのだと思います。この場を借りて感謝の気持ちを伝えさせて頂きます。今までありがとうございました。この3年間で日々の努力や向上心を持ち続けることの大切さを実感したのでこの気持ちを忘れずに臨床検査技師として成長していけるよう、頑張っていきたいと思っています。
半年間を振り返って
1年 高原 拓也
仮装カラオケにて(筆者前列)
この医技に入学してからもう半年が過ぎた。振り返ってみると、これからどうなるんだろうという不安と期待でいっぱいだった入学式、クラスの皆と交流を深めた静岡研修旅行、一生懸命勉強した前期期末試験、皆で協力して準備した学園祭など、たくさんあった。僕は、「3年間頑張って勉強して臨床検査技師になるぞ。」と思いながら入学した。だけど、本心は、不安でいっぱいで、期待なんてほんの少ししかなかった。何がそんなに不安だったのかと言うと、勉強の事もそうだけど、一番は、周りの環境だ。もともと、この学校は一昨年前までは女子校で、去年から共学になった。共学になったとはいえ、一年生の男子の数は8人だ。周りを見渡せば女子ばかりで、その中にポツポツと男子がいる状態だ。まさに、女子校に入った気分だ。だから、僕は、勉強の前に学校で生活できるのか心配だった。しかし、そんな不安を振り払ってくれたのは、入学してから間もなくあった静岡研修旅行だった。男女混ざってしたスポーツで、いつの間にかそんなに不安は無くなっていった。そのおかげで、学校生活の方は、勉強は大変だけど楽しく過ごしている。そして、気が付けば、学園祭の季節になっていた。学園祭では、医技の毎年恒例の「仮装カラオケ」に出場する事になったが、何をしていいのか分からず、去年のビデオを参考にして出し物を決めた。でも、あまり上手くいかず、前日は夜10時過ぎまで練習し、当日は朝7時に学校に集合して練習した。そして、その練習のかいあって、1位は取れなかったが、8チームで3位という成績を残した。大変だったけど楽しかった。どんな形にせよ、心の中に残るのは確かだと思う。勉強の方は、入学した時に比べ、はるかに難しくなり、専門的になっている。だけど、それは、確実に臨床検査技師に近づいていると僕は思っている。皆で一緒に苦しんで、皆で一緒に笑ったりしながら、一歩ずつ一歩ずつ臨床検査技師という夢に向かって前進して、二年半後には皆で国家試験に受かって臨床検査技師になりたいと思っている。そして、来年も仮装カラオケに出場して、来年こそは1位を取りたいと思う。
次頁へ
タイムス目次へ戻る
東京文化短期大学資料室へ戻る
東京文化学園ホームページへ戻る
Copyright (C) 2003 TOKYO BUNKA GAKUEN