毎年1回開催のクラブ総会を、本年は創立20年記念総会として特別な内容で開催いたします。クラブ20年の歩みを感謝すると共に、名誉会員の推挙、現在空席の副会長の選任などが予定されています。この他恒例の総会議事では会務・会計についての報告と協議があります。
ゲスト・スピーカーには、新進の体育・組織キャンプの研究と指導者としてご活躍の高橋伸さん(国際基督教大学講師)をお招きしています。
この1年間に新しくクラブ会員になられた方、学荘リーダーを卒業して新OBになった方々もご招待いたします。会員の各位には奮ってご出席下さいますようお知らせ致します。
・・・・・・・・・・・・・記・・・・・・・・・・・・
1999年度 「野尻学荘クラブ創立20年記念総会」
と き :
1999年4月3日(土) 午後4時〜6時半
ところ :
東京YMCA地階 レストラン「オーケル」
会 費 :
3,500 円(クラブ会員・夕食代)
4,000 円(未会員・夕食代)
プログラム
お願い:準備のため、同封のはがきにて出欠ご都合を3月20日までにお知らせ下さい.
- 総会議事
- 会長挨拶
- 名誉会員の推挙
- 副会長の選任
- 1998年度会務報告
- 同会計報告
- 新年度の活動計画について
- スピーチ
- 「トラディッショナルキャンプ ―その理念と歴史と今日とー」
- 高橋 伸氏(国際基督教大学・講師)
- 会 食
野尻学荘クラブの設立総会は1980(昭和55)年6月13日でした。その日、長野彌初代会長以下の出席者は41名。その時のクラブ入会申込者は80名でした。
以来、3年を1期とするクラブ会期が定められ活動してきました。昨年からは第 期に入り、今回で20回目の総会開催を迎えるに至りました。この野尻学荘クラブの前に「二六会」や「NOA会」、さらに1961(昭和36)年に東京YMCAに設立された「むかでワイズメンズクラブ」など、野尻学荘を支援するOBや現役指導者たちの組織が活動していたことも力になっています。それらの流れを引き継ぎ呼応する形で生まれたこの組織とその後の継続的な活動は、キャンプから生まれたOB会組織、そしてキャンプの支援活動組織としていまや我が国でも珍しい(多分唯一の)存在として輝きを増しています。
現在の登録クラブ会員数は143名で、この間に整備されたOB名簿には第一回野尻学荘以来の総参加者2,162名(延べ参加者数は5,136名)が記録されました。また、クラブから野尻学荘と野尻キャンプのための寄付金は累計28,713,180円(別表参照・1999年1月現在)に達するなど、活動の実を挙げることが出来ました。
会員の皆様の野尻学荘と野尻学荘クラブへの変わらぬご支援、ご信頼を感謝し、今後もクラブを通しての諸活動へのご協力をお願い申しあげます。
クラブ幹事会では設立20年記念総会に合わせて新たに11名の方々を、「野尻学荘クラブ名誉会員」として推挙いたします。大先輩としての敬愛の念を、また野尻学荘へのご支援を永年続けて下さった事への感謝の意を、野尻学荘の宝として今後もご指導を期待して、次の方々を謹んでご推挙申し上げます。(敬称略・年齢順)
お 名 前 生 年 月 日 学荘初参加回 延参加回数 冨岡 正男 1909.11.13. 6 21 一色 俊一 1910. 2. 1. 7 12 鈴木 謙介 1912. 3.26. 鈴木 榮 1915. 9.12. 2 1 三ッ矢雄一 1915.12.12. 1 2 駒木根節也 1917. 1.10. 13 2 河田 弘 1917. 3. 3. 2 3 藤本 博信 1917. 9.22. 1 18 伊東安次郎 1917.10. 7. 1 1 山口 宗樹 1917.12.24. 鈴木 治雄 1918. 2. 2. 1 9 なお、いままでクラブには第ッ期・鈴木栄吉氏が名誉会員として記録されています。
幹事会で決められた今回ご推挙の基準は…1)会員の中から選ぶ(今回は第エ期または第オ期会費納入会員)
2)満80歳以上の方です。名誉会員はクラブ会費が免除されます。
(なおクラブ名簿に一部生年月日が不明の方があります。万一前期基準に合う会員がいらっしゃいましたら恐れ入りますがクラブ幹事会までご一報くださるようお願い致します)一方、現在空席になっている副会長に森井利夫氏にご就任頂きたいと願っています。
同氏は第29回野尻学荘に指導者としてご参加以来、32回の長きに亘って参加されとくに第52回以降は10年間を野尻学荘荘長としてご指導下さいました。野尻学荘クラブ設立以来長く代表幹事も務められました。現文教大学教授・1935.2.12生。
名誉会員、副会長選任ともに今年のクラブ総会に提案され、正式に決められる予定です。
今年の冬は大雪の傾向ですが、野尻湖は日本有数の豪雪地帯。
キャンプ場はいま雪の下で静かにシーズンの到来を待っていることでしょう。
前号でもお知らせいたしましたが公営の下水道がキャンプ場のある桐久保まで敷設され、今年の夏からは念願の水洗トイレ化が実現します。
YMCAはこのために3,000万円近くをかけて上下水道工事をほぼ完了しました。
野尻学荘クラブからは2棟あるトイレの改善工事のために100万円を寄付。
昨年11月26日に森本代表幹事以下数名が東京YMCAを訪ねて新堀邦司総主事にお手渡し致しました。
なお、このプロジェクトに対してむかでワイズメンズクラブからもYMCAに10万円が寄付されました。
このほど野尻学荘の募集・案内パンフレットの改訂にあたり、前回に引き続いてクラブが全面的にこの作業に協力することとなりました。
前回は97年に1万部(2カ年分)を企画・作製し寄付しましたが、今回はこの改訂版となります。
特にOBの推薦文は効果的との評価が高く、今回も新たに執筆して頂いたものも加えることになっています。
デザイン・レイアウトは若手のリーダーが担当するなど、印刷工程以外はすべて学荘関係者の手作りで作業が進んでいます。
3月末には完成し、今夏の第64回野尻学荘の募集から使用される予定です。
冨岡正男氏 (トミさん)
今年になって心臓にペースメーカーを埋め込む手術のためご入院。
手術後肺炎がありご加療中です。一日も早いご全快をお祈りいたします。神保伊和雄氏
「ギャラリー神保」益々ご繁盛。3〜4月には韓国での「鈴木靖将展覧会」を開催。それでクラブ総会は出られませんもんネ〜 とのこと。
山崎伸悟氏(やっくん・旧姓矢島)
昨年11月にご長男雄悟くんご誕生。「伊万里焼き造っていたら、長男も出来ました。はっきり言って、しあわせです。」
コタロオ談「まさに快挙ともうせましょう」上地 武氏(チャプレン)
ついに意を決して購入したぞパソコン。 長男光太朗のゲーム機じゃないぞ。
だけどはっきり言ってよくわからないぞ。教えてほしいぞ。郷田典子氏(マル・元キャンプマザー)
私もパソコン買いました。ハコになってます。ウフフ。
西牟田堯氏(ブーちゃん)
ご長女華子さんを嫁がせる。
「はっきり言って、寂しいような悔しいような。ぶ〜。でも僕、Eメール出来るんだブ〜。えらいんだブ〜。」松原健 氏(マッケン)
作品集 FRAGILE をニューヨークの出版社から刊行。
淡く鋭く冷たく鮮明で柔らかで精神の会話ある作品集です。
本クラブ幹事神保伊和雄氏の兄上 神保太刀雄様 には2月7日ご逝去されました。
謹んで哀悼の意を表します。ご葬儀にはクラブ有志が参列いたしました。
今号のクラブニュースは「野尻学荘クラブ創立20年記念総会」のお知らせを兼ねて特別拡大配布号として1、200部発行いたしました。クラブ会員をはじめ、野尻学荘OBでご住所の判っている方々全員にお送りいたしました。
奮ってクラブ総会にご参集ください。
新規ご入会も心から歓迎いたします。
なお、OB名簿をアップデートいたしますので、お手数ですが同封のお葉書でご返信頂ければ幸いです。
また学荘OBのお知り合いでこのニュースが届いていない方をご存知でしたらクラブ幹事会までご一報下されば幸です。
1980年度〜1998年度 累 計 金 額 28,713,180円 [ 内訳 ] 1980年度 メインホール建築募金(135名) 15,457,350円 1981年度 学荘バッチの製作・寄贈(200個) 71,000円 第46回想いで帳発行助成 13,050円 1982年度 プログラム備品(アーチェリー)寄贈 400,000円 野尻学荘プログラム補助 14,000円 1983年度 野尻学荘リーダー養成費補助 50,000円 1985年度 学荘バッチの製作・寄贈 50,000円 1987年度 ゲストハウス建築費寄付 2,000,000円 1988年度 施設改善資金寄付 1,000,000円 第53回野尻学荘プログラム費補助 100,000円 学荘バッチの製作・寄贈 56,000円 1989年度 第54回野尻学荘プログラム費補助 100,000円 1990年度 第55回野尻学荘プログラム費補助 100,000円 1991年度 大型ヨット「オメガー」造艇寄贈 1,827,501円 1992年度 野尻学荘リーダー養成費補助 100,000円 1993年度 野尻学荘リーダー養成費補助 100,000円 キャビン改築募金・寄付 5,000,000円 野尻学荘奨学金(1名) 50,000円 1994年度 野尻学荘リーダー養成費補助 150,000円 野尻学荘奨学金(2名) 100,000円 1996年度 野尻学荘リーダー養成費補助 200,000円 野尻学荘奨学金(1名) 50,000円 1997年度 野尻学荘奨学金(1名) 50,000円 中古ピアノ寄贈 189,000円 野尻学荘パンフレット作製寄贈(一万部) 399,000円 照明スタンドランプ寄贈 6,279円 1998年度 野尻学荘リーダー養成費補助 80,000円 別荘(トイレ)改善工事費寄付 1,000,000円
第1条 この会は、野尻学荘クラブといい、事務局を東京に置く。 第2条 この会は、野尻学荘の後援、野外教育活動の普及、会員相互の親睦を目的とする。 第3条 野尻学荘のボーイズ、リーダーのOB及び前条の目的に賛同する者は会費を納入して会員となることができる。会費については別に定める。 第4条 この会はその目的を達成するために、次のような活動を行う。
- 総会と各種行事の開催
- 野尻学荘後援のための事業
- 会報の発行
- その他
第5条 この会には次のような機関を置く。
- 会長
- 副会長
- 幹事会
- その他
第6条 この会は、総会またはこれに代わる幹事会によって運営される。 第7条 この規約は1980年6月13日から実施される。 以上
設立当時の野尻学荘クラブ役員 会長 長野 彌 副会長 藤本博信 幹事 森井利夫(代表幹事) 氏家純一(会計監査) 藤本孝人(会計) 両角幸治(会報) 松原健(会報) 持田修 佐々木啓祐 池上浩平 山本洋一郎 森本晴生 本行輝雄 殖栗信夫 笈川光郎 名誉会員 鈴木栄吉 現在の野尻学荘クラブ役員 会長 藤本博信 幹事 森本晴生(代表幹事) 笈川光郎(会計) 氏家純一(会計監査) 池上浩平(書記) 栗田秀樹(会報) 西牟田堯 神保伊和雄 土谷隆 兜木吾朗 殖栗信夫 編集部注 1999年4月3日の総会にて 森井利夫 氏の副会長就任が全会一致にて承認されました。