東 京 Y M C A 野 尻 学 荘
荘 長 殖 栗 信 夫
ディレクター 久保田俊樹
世界各国でご活躍の邦人の皆様に、東京YMCAが主催する少年長期キャンプ「野尻学荘」のご案内を申し上げます。
野尻学荘は、1932(昭和7)年に創立された、日本で最も伝統のある、中高生男子のための夏期2週間の教育キャンプです。
今年第63回を数える野尻学荘には、毎年全国から、また海外からも(昨年は米国より4名)参加者が集い、なかには祖父、父親に続いて3代目の参加者もいます。毎年続け参加する人も多く、継続参加者は全体の約半数を数えてます。
これらのことは、野尻学荘での日々が、少年たち自身にとって、楽しく、真に意味のあるものと受け止められ、保護者の皆さまからもご信頼いただいている現れと考えております。
今日社会の第一線で活躍している多くの野尻学荘OBは、若き日の学荘での経験が、自らを形成する重要な一部分となっていること、また、ここでかけがえのない生涯の友を得たことなどを口々に語り、後輩たちのための支援をしてくれています。
野尻学荘の目的、教育方法、沿革、組織、指導者などは他のページでご案内の通りでごさいますので、ご一読の上、ご子息の夏期の計画としてご検討賜れば幸いでございます。
特に外国でご子息を教育されている場合、日本語の獲得や、同世代の日本人仲間との心情的な疎通についてご心配をお持ちの保護者が少なくありません。
野尻学荘は2週間だけですが、文字通り寝食を共にする仲間との濃厚な生活体験ですので、この点でも、かならずや大きな収穫のあることと存じます。