「第65回 野尻学荘だより」 第5号


[No.05] 発信日:08/13/2000
長野県上水内郡信濃町桐久保 東京YMCA野尻キャンプ


トミ・ソングは野尻学荘の生活を歌った、学荘にはなくてはならないキャンプソングの数々です。
今年90歳の音楽のリーダー冨岡正男さん(トミさん)が最初に音楽指導者として参加したのが1937(昭和12年)の第6回野尻学荘。
以来延べ23回にわたる参加のなかで作詞作曲され、いまも新曲の創作は止まっていません。

荘歌「我等の学荘」を始めとして、その数は60曲を超えていて、この分野での我が国のパイオニアと言って間違いありません。
なかでも「楽しい生活ー美しい湖水よ」や「ガチャガチャバンド」などは全国に拡がる名曲となりました。

今年野尻学荘の65回を記念してこのトミソングをCDにしようとの計画が進んでいます。
学荘OB会「野尻学荘クラブ」がスポンサーになって今年中にリリースしようと言うものです。

いままでのキャンプ生活の中で少しずつ収録していましたが、今日の午後はトミさんの指揮で高校生とリーダーを中心にオペレッタ「さるかに合戦」を録音しました。
首尾良くCDに出来るとよいのですが・・・

13日(日)は今までの生活時間と少し異なっていました。
起床チャイムは30分繰り下げて6時半。
午前中の聖日礼拝には全員正装で参加します。
「正装」とは小ぎれいな服装(襟付きシャツかキツツキシャツ)にたすきを掛けていることが求められます。
日下部チャプレンのお話は「分かち合う社会」(マタイによる福音書14章13〜21)。
ボーイズもリーダーもよく聴いています。
献金はそれぞれのお小遣いからバングラデッシュ識字教育に捧げられました。

良く晴れたこの日、礼拝後に集合写真を撮りました。
全体で、またキャビン毎に何枚も撮りました。
この写真は毎年作る思い出帳に載るのです。
この思い出帳は君たちの宝物になるでしょう。

今年の野尻学荘も明日で折り返し地点です。
明日からは各キャビン毎に1泊のアウテイングに出かける予定です。
今日から装備を調えるなど準備に入っています。

今年は支援者達からのプレゼントでテントやシュラフ、コッヘル、ガスなどの登山道具が一新されたことも嬉しいことです。

さあ、いってらっしゃい。 そしてたくさんの大切な体験をして、学荘に帰って来るのですよ・・・

荘長 殖栗信夫



Next次へ


Return野尻学荘だよりINDEXに戻る

Returnキツツキ通信に戻る