「第65回 野尻学荘だより」 第9号
[No.09(最終号)] 発信日:08/20/2000
長野県上水内郡信濃町桐久保 東京YMCA野尻キャンプ
今年の野尻学荘最後の日が来ました。
聖日礼拝、荘会が午前中にありました。
午後はゆっくりと野尻での残り時間を楽しめるようにロングフリータイムです。
湖上では有志のヨットレースが行われました。
桐久保工房で木工の仕上げに余念のないボーイズもいます。
晩餐会で発表する音楽の練習もきこえてきます。
皆、思い思いに「自分の時間」を過ごしているのです。
夕刻からは最後の晩餐会。
白いテーブルクロスがかかる食卓です。
学荘の2週間の食事には皆満足してくれたようで、典子キャンプマザーもニコニコしています。
キッチンさんに感謝状をおくりました。
食後は恒例のリーダーズによるオペレッタ、「さるかに合戦」を楽しみました。
そして閉荘式。
ファイヤーを囲んだ学荘の仲間は、咳ひとつせずに話を聴き、心を合わせています。
中一、高校生、リーダーの代表が一人ずつ自らの言葉で今年の学荘を語りました。
ボーイズマスター会の代表が来年、第66回野尻学荘へのメッセージを読んで、託します。
土谷ディレクターのお話、日下部チャプレンのお祈りに続き、荘長から一人ひとりに「友情の火」が分かたれました。
この時、荘長は次の野尻学荘の標句を繰り返し語り掛けながら分火していくのです。
「光に歩めよ若き友よ
限りなき成長こそ 汝等が日々の祈りなれ」
いま消灯のチャイムがなりました。
ボーイズ達は最後の学荘の夜にどんな夢を見るのでしょうか。
また来年、一回り大きくなって学荘に集まりたいですね。
みんなね。
きっとね。
(殖栗信夫)
追伸:
明日(21日)は午後4時前後に神田のYMCAに到着、直ちに解散の予定です。
より正確な到着時間はYMCAに途中連絡を入れていますので、ご確認ください。
なお、保護者の出迎えのない場合で、ボーイズ一人で帰路につかせてよい場合は、お手数でもご一報下さいますようお願いいたします。
今号で第65回野尻学荘だよりを終了いたします。
各位のご支援、ご協力、お励ましに心から感謝申し上げます。
有り難うございました。
第65回野尻学荘最後の晩餐の祈り
2000年8月20日(日)・ 荘長 殖栗信夫
慈愛に富み給う在天の父なる神様。
いま私たちがみな元気にそろって、第65回野尻学荘最後の晩餐の席に着くことができます幸いを感謝いたします。
今年の学荘は夏らしいよい天候にも恵まれて、美しい自然の中でゆったりとした時間を思い思いに心ゆくまで楽しむ事が出来ました。
新しい友人と初めて出会う事が出来た者、またなつかしい友人と再会した者などいずれもかけがえのない友情を育てる事が出来ました。
新たな知識や技術を磨くことが出来た実修、きつく困難な体験であったアウテイング、緊張しながらも力の限りに努力した遠泳など、どのプログラムでも各自が目標に挑戦しました。
それぞれが精一杯の努力をする事が出来、今はどれもさわやかな思い出となっています。
このような恵まれた生活を送ることが出来た背後には、私たちを送り出してくださった家族や、野尻学荘の諸先輩、支援者の皆さんがいらしたことを思い起こして感謝いたします。
主なる神様は私たち一人ひとりをお守りくださり、参加者一人ひとりにこの野尻学荘を通して限りなき成長の機会をお与え下さいました。
そして私たちの営みに意味をお与え下さったことを感謝いたします。
私どもはこの様に楽しく、豊かな、心にのこる日々を共に出来たことを神様の恵みと受け止めて、その恵みに応える様にしてこれからの生活を励む事が出来るように願っています。
一人ひとりが与えられた状況の中で、これからも精一杯に努力する事が出来ますようにお導きください。
只今食卓に供えられし豊かな食物を学荘の仲間と共に頂ける事を感謝いたします。
尽くしませんこの祈りを、尊き主イエス・キリストのみ名によって御前に捧げます。
アーメン
野尻学荘だよりINDEXに戻る
キツツキ通信に戻る