「第67回 野尻学荘だより」

No.67−11(最終)

発信日:2002/08/20(Tue) 21:27




キャンプの終盤は気ぜわしく過ぎていきます。
野尻の空気や光を、ひとときも無駄にすまいとでもしているかのように、水辺に陸にキャビンにとボーイズ達は思い思いに楽しんでいます。

遠泳のあった昨日の夜はスタンツ・ナイト。
キャビンごとに趣向を凝らして準備した寸劇は、結局中一のキャビン二つが1位、2位を独占。
キャビンカウンセラーも一緒に、学荘生活のエピソードを素直に、ユーモアたっぷりに演じたことが高得点を得たようでした。
高校生もさすがです。
個人演技賞をかっさらったのは高校2年生のM君でした。

明けて20日朝は外気温19℃、少々肌寒いくらいの涼しさです。
とうとう今年の野尻学荘最後の一日になってしまいました。
朝の礼拝、実修最終回(7回目)とスタンダードプログラムがあり、午後は長いフリータイム。
ボーイズもリーダーも学荘生活を胸に焼き付けるように過ごしているように私には見えました。

夕刻からは最後の晩餐。
白いテーブルクロスに、マザーが飾ってくれた花が置かれています。
みんな正装(襟付きのシャツとたすきがけ)で少々おすまししてテーブルについています。
全員の30秒スピーチは皆、ちゃんとスピーチ出来ました。
実修修了証や、ファイブスターのバッチと認定証などが授与されました。
嬉しそうに受け取っているこれらの物は、永くボーイズたちの宝物となるに違いありません。

晩餐会に引き続いてリーダー達の演ずる、恒例のトミ・オペレッタ「さるかに合戦」に大笑いです。
そして、雰囲気は一変してファイヤーを囲んでの閉荘式。
中学生でアメリカから参加した長野壮君、高校生を代表して山口翔君、そして卒業リーダーの本間英一郎リーダーがそれぞれ今年の野尻学荘の印象を語ります。
土谷ディレクターのお話しに続いて、友情の火が荘長から一人ひとりに分けられました。

「光に歩めよ若き友よ 限りなき成長こそ 汝らが日々の祈りなれ」
友情の火とともに、この学荘の標句が分けられていきました。
またいつかこの友情の火を囲もうね、一人でも多くリーダーになって帰っておいで。
いまボーイズ達は、第67回野尻学荘の最後の夜の「今日の業」のチャイムでベットに入りました。
ボーイズ達の見る夢が、豊かな思いであふれていますように・・・

今号で「第67回野尻学荘だより」を終了いたします。
皆様方のご支援を心から感謝申し上げます。

学荘便り67_11

(荘長 殖栗信夫・写真は閉荘式での友情の火)


最後の晩餐の祈り(殖栗信夫荘長)
いま私たちは第67回野尻学荘の最後の晩餐の席に着いています。
今年の学荘は「限りなき成長」をテーマに、2週間の日々を励みました。
一人ひとりがキャビン生活をはじめとして実修や、アウテイングや遠泳を通して新しい挑戦をし、心に残る体験を重ねることが出来ました。
なつかしい友人に再会した者、新しい友と出会った者、それぞれにこれから生きていく上でかけがえのない友情を育むことができました。
この様な野尻学荘での「楽しい生活」へと私たちを送り出して下さった両親や家族に感謝します。
そして何よりも、この野尻学荘の日々を守り導き、私たちの営みに意味を与え、参加者一人ひとりに限りなき成長をさせて下さった、主なる神様の恵みに感謝いたします。
豊かに備えられしこの晩餐を感謝のうちに囲むことによって、神様の愛と野尻学荘の友情を味わうことが出来ますように。
この食前の祈りを主イエス・キリストの聖名によって祈ります。 アーメン。


追伸:明日21日は午後4時頃東京YMCAに帰着解散の予定ですので、ご子息のお出迎えをお願いいたします。
出迎えを待たず、ボーイズだけで帰してよい場合は電話でYMCAあてご連絡お願いいたします。
明日のお問い合わせ、連絡先は東京YMCAホテルフロント 03−3293−1911迄お願いいたします。


注記:この「野尻学荘だより」は会期中野尻学荘現地から直接BBSにお送りしたものを再編集しました。



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