-7- 第252号 |
| 昭和52年10月11日 |
楽しいおとぎの国
ディズニーランド
〜ハワイの海で泳ぐ〜
高2C 武藤 めぐみ
八月二十一日午後、私達は楽しかったカナダ生活を終えロスアンジェルスに到着しました。
ロスアンジェルスで一番印象的だった場所は、なんといってもディズニーランドです。
本や映画等で見た通りのディズニーランドは大きくて、中へ一歩入れば、まさにおとぎの国でした。
室内ジェットコースターや精巧なろう人形など、子供でも大人でも十分楽しめるものがいっぱいで私達もこの日ばかりは幼い頃にかえってはしゃいで遊ぶ事ができました。
残念だったのは、時間が足りなくてせっかくの回数券を余らせてしまった事と、夕方からのはなやかなパレードなどを見る事ができなかった事です。
二十四日から二日間滞在したハワイでは、日本とちがってゴミのないきれいな海で泳ぎ、全員日焼けして元気で、二十七日の夕刻羽田に到着しました。
かけ足ではありましたが、とても楽しい最後の一過間でした。
大自然の中でキャンプ
魅惑された人間と自然
引率の先生方 熊の出現で不眠の警戒
高3B 長谷川 桂
∧月十四日.いよいよ待望のキャンプ生活が始まる。キャンプ中は快適なU・B・Cとの生活とは違い、みんなが力をあわせて設営し、食事をつくった。この時キャンプについて指導してくれたのはポールさんとジョリイさんだ。二人とも明るくて、とても優しかった。
片言の日本語で、一生懸命説明してくれた。キャンプ中の協力によって、生徒間の親睦がかなり深まったようだ。
まず第一のキャンプ地ベンティクトンでは、オカナガンレイクで泳いだり、乗馬をしたり、サイクリソグをして楽しんだ。
第二のキャンプ地キャソモアヘ向かう途中、ブリティッシュコロンビア州からアルバータ州へ移ったため、一時問の時差があった。
その日、キャソプ場へ着いたのはとても遅かった。大急ぎで設営し、食事をつくった。食べ始めた時は、もう真暗で冷え込んできていた。
ここのキャンプ場はとても寒く、朝は真冬のように厚いセーターを着て、ヤッケのフードをスッポリかぶって、ガタガタ震えていた。
第三のキャソプ場ジャスバーでは、大きな熊が出たり、テントのすぐ近くまでリスが遊びに来たりした。ここがキャンプ最後の夜だったので、偶然近くでキャンプをしていた西ドイツの方々とともにキャンプファイヤーを真夜中まで楽しんだ。言葉も通じない人々との心の交流!とてもすばらしく思える。
先生方も、普段からは想像もつかないほど、陽気に歌ったり、踊ったりして、私たちを楽しませてくださった。その夜、みんなが寝静まってからも、男の先生方は熊から私たちを守るため、寝ずの番をしてくださった。
こうして五泊にわたるキャンプ生活も終わり、ジャスバーからバンクーバーまで、約十八時間の列車に乗った。
カナデイアン・ロッキーの堆大さ、湖のあのエメラルド色。それは言葉では言い尽くされないはどだ。私たちの目の前に現れてくれたクマやリス、ヤマネズミやシカが、いつまでも大きな自然の中で、平和に暮らせるよう私は祈る。
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