-6- 第351号 |
| 平成17年3月8日 |
「世界の中の日本と私」
高二角田巴奈さん
「毎日新聞社賞」に輝く
高校二年生の角田巴奈さんは、大阪国際学園・毎日新聞社主催の第十七回高校生論文コンクールに夏休みの課題として書いた意見文をもとにして応募。全国からの応募作品がある中、見事「毎日新聞社賞」に輝きました。テーマは「世界の中の日本と私」
本人の感想を掲載します。
高校二C 角田巴奈
私は、夏休みに「勉強したい、でもその前に食べたい」というキャッチフレーズのテレビCMと出会った。そのCMは、子供たちの目の前にある教科書がいきなりお米で出来た教科書に変わり、勉強したいけど、その前に食べたいという子供たちの気持ちが伝わってきた。私は、そのCMに興味を持ち、インターネットで調べ、WFP世界食糧計画“学校給食プログラム”のことを知った。WFPでは、慢性的に飢えている三億人の子供たちに対して学校給食を提供している。東京文化もまた、珍しく高校給食を行ない、私たちに栄養価の高い食事を提供してくれている。私は、学校給食を私と世界の飢えている子供たちをつなぐ共通点だと考え、身近なことと世界とを結びつけることが出来た。そしてそのことを夏休みの宿題の論文に書いた。テーマは、「世界の中の日本と私」であった。その論文を、「グローバルマインド賞−第十七回高校生論文コンクール」に応募したのである。それから、数ヶ月後、なんと私の論文が毎日新聞社賞を取ったのだ。びっくりしたのと同時に、自分の文章が認められたことに対して、ものすごく感動した。賞をとった後は面白いくらいに私の周りの環境が変っていった。さっそく毎日新聞の方が取材をしに来てくれた。私のインタビューが毎日新聞の東京版に載り、さらに大阪本社版には私の論文が掲載された。今度は、私の論文を読んでくださったWFPの方が、取材をしに来てくれた。そのことがきっかけで、私は冬休みにWFPのボランティアを体験した。はじめてのボランティアがWFPで本当によかったと思う。この賞のおかげで、自分の将来に対する気持ちが変ったと思う。この賞が下さった自信と、勇気を胸に、これからも無理だと諦めることはしないで、前向きにどんどん挑戦していきたい。
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▲書き初めコンクール作品
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去る一月一五日 小体育室にて中学生全員による書き初めコンクールが実施されました。
結果は以下のとおり。
- 一年
- 一位 鈴木 花奈
- 二位 武田 茉莉
- 三位 小嶋 有美子
- 二年
- 一位 風祭 史帆
- 二位 星川 真紀
- 三位 白井 めぐみ
- 三年
- 一位 角野 ひかる
- 二位 関 亜雅沙
- 三位 中根 綾香
各学年、一位の生徒の感想です。
一年 鈴木花奈
私は、伝統文化という字を書きました。中でも「統」という字がとても苦手で、大変でした。だから、入賞したと聞いた時はとても嬉しかったです。
どの字も難しく、筆づかいなども全然慣れていなかったけれどもお手本を思い出しながら、一点一画、一所懸命に頑張って書きました。楽しかったです。
二年 風祭史帆
今年の書き初めコンクールは、去年一度経験したこともありそれほど緊張しませんでした。でも、いざ書き出そうとすると手が震えてしまいました。中学生全員が体育館に集まりシーンとした中で集中しながら習字をするというのもあまり経験することではないのでとても良い行事だと改めて思いました。
三年 角野 ひかる
書道で文字を書く時、私は脳内で一気に流れては消え去っていく「モノ」をそのまま文字を書く原動力へと変換しています。そのため、同じ字でも書く毎に少しずつ違った表情を見せてくれます。今回の「国際交流」にも一字一字にいろいろな思い入れがあります。それが何らかの形で見てくださった方に伝わればと思いました。
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