-8- 第352号 | 平成17年7月8日 |
幼稚園 |
ようちえんだより
都会の中の自然の恵み
爽やかな季節を迎えました。園庭の樹々の青々とした葉の陰から山吹色のおいしそうなびわの実がたわわになっています。春先の梅や杏から始まり、今年は実り多い年となりました。数十年前に園児のYちゃんが給食のデザートで食べたびわの種を植え、年を重ねていくうちに大きく生長して今では園庭でしっかりと存在感のある樹となりました。
あの茶色の小さな種にも命が与えられたくさんの実りを得ることに、神様のなされるわざの不思議を感じます。
「先生、あの木になっている実はなあに?」「ぼくしってる!びわの木だよね」「食べられるのかなあ」初夏の陽射しがまぶしいある日、重そうに枝をもたげている沢山のびわの実を見上げて子ども達とあの実をどうしようかと話し合いが始まりました。静かになった園庭に時々あそびにくるカラスたちのおやつにならないうちに収穫をしようということになりました。何でやってみたい好奇心いっぱいの年少組のTくんやKくん、Sくんも順番を待つ列に並んでいます。脚立にのって先生に支えられながらびわが痛まないようにと一つ一つ丁寧にはさみで切り取っていきます。
「せんせい、梯子をこっちに持ってきて!ここ」「この実はきれい、これは汚い」いつ間にか、おいしそうなびわの場所を捜す子、傷ついた物ときれいな物を仕分けする子、かごを持って獲ったびわを受け取る子など役割を分担してお手伝いをしています。みんなで協力して収穫したびわの実は、大きなかご一杯になりました。自然の恵みがいっぱいに詰まったほんのり甘いびわの実は、お家の方と味わって頂こうと、少しずつ持ち帰りました。都会の小さな自然からの贈り物に心和む幼稚園の一コマです。
(豆鞘 美砂子)
東京文化幼稚園
東京文化幼稚園を卒園された皆さんにお送りしております「東京文化タイムス」が、宛先不明のため返送されてくるものが多くなりました。
名簿作成のお知らせ
そこで改めて住所、氏名を登録して戴くことに致しました。どうぞご協力ください。
ファックスまたは郵送にてお送りください。また、変更があったお友達の氏名等も分かりましたら、あわせておしらせください。よろしくお願い致します。
ファックス番号 (3381)1183
平成18年度園児募集
公開保育 10月14日(金) 入園説明会 10月19日(水)
同窓会 同窓会総会開かれる
好天に恵まれ和やかに
同窓会では総会と部会が隔年に開催されます。平成17年度は総会の年で、6月19日(日)学園内で開催されました。
出席者は126名で創立当時の女子経済専門学校卒業の方々から若い卒業生に至るまで80年の歴史がうかがわれました。中には遠方から来られた方もあり、昔の懐かしい顔が揃いました。定刻には席に落ちつき開会のことば、会長挨拶により始められました。議事は、(1)役員の選出及び紹介(2)事業報告(3)決算報告と監事報告並びに予算の承認(4)学園理事長による学園の現況報告と、滞りなく進行しました。
事業部からは観劇会についてのお知らせがあり、9月17日(土)浅草公会堂において石井ふく子さん(高女21年卒)のプロデュースによる「ああ離婚」(喜劇)の紹介がありました。
他に旅行のお知らせもあり今年度行事に皆さんのご協力の要請がありました。新渡戸祭にも皆で参加致しましょう。
第二部お楽しみ会では今までとちがった雰囲気で落語、音楽を楽しみ、最後に皆で「おぼろ月夜」と「ふるさと」そして校歌を歌い、参加者全員の大合唱となりました。
食事会では、それぞれのグループを囲み、和やかな時を過ごし別れを惜しみつつ解散となりました。次の機会まで元気で過ごしたいものだと思いました。
発行者 〒164−8638
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学校法人東京文化学園
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発行人:森本晴生
編集人:事務課施設情報担当
印刷所:(株)共栄社印刷所Web版製作:東京文化学園事務課情報担当