-1- 第353号  TokyuBunka Times  平成17年12月12日

ルネッサンス80プロジェクト

楽しくなければ、新渡戸祭じゃない

新渡戸祭実行委員長・升野龍男


 大きな夢を育てる小さな学園「東京文化学園」。それを学園全体で確認し、積極的に共有するのが文化祭。右述のタイトルは二年目のスローガン。若人の情熱を活火山のように吹き出させよう。保護者の方々、卒業生、地元の方々に、その意気込みをご覧いただきたいという意思表示です。
 そのための企画が学園イベント及び学園全体で募集した「携帯短歌」。イベントには小学校、中高、短大がチーム参加。一方、携帯短歌のタイトルは「恋心」。百四十首を超える応募がありました。
 といっても楽しさだけの新渡戸祭ではありません。学園は地域住民の一員。地元貢献を継続的に行うために「3Hボランティアセンター」を今回の新渡戸祭から立ち上げました。短大、医技、中高からなる新たな組織です。
 もうひとつの新たな試みが「新渡戸賞」の設置。これは新渡戸基金と当学園の共催で、社会貢献行為もしくは当学園の名を広めた行為を表彰するもの。二名と二チームが受賞しました。
 また従来は各学校単位で行っていました募金活動もFSNチャリティ基金に一本化。募金は大地震や台風・ハリケーン被害へ寄付いたします。来年は創立80周年の前年。そのプレイベントとしての新渡戸祭。ご協力よろしくお願いいたします。


新渡戸賞受賞の皆さん
新渡戸賞受賞の皆さん

平成十七年度の工事報告

事務局長 堀内 明


六・九号館耐震工事

耐震工事が終わった6・9号館  各地で地震が頻発する中、教育の場の安全を求めるニーズの高まっています。本学園が近隣の緊急時の避難場所に指定されています。その責務を担う施設である必要性から、耐震補強工事を行うことを決定し、耐震診断の結果を勘案し、六号館と九号館に着手することとしました。
 今年に入り、大手から中堅四社を選び、各社に我々の要望を伝えて提案と見積りの提出を求め、三月、大成建設鰍工事業者に採択しました。
 四月から逐次準備を進め、七月上旬には近隣に挨拶回りを行い、工事への理解と協力を求めた上で、中旬に工事着工しました。
 工事期間中には、短大の前期末試験や中高の夏休み行事が予定され、騒音、粉塵、台風による工事遅延などが心配されました。しかし、学園の皆様のご協力と工事関係者のご努力で、すべて無事に終わり、八月末引渡しを受け、本学園にとっては久々の大工事がトラブルもなく完了いたしました。

写真:耐震工事が終わった6・9号館

東京文化学園のアスベスト対策

 今夏、新聞報道に端を発したアスベスト問題は、社会問題として大きな拡がりを見せ、本学園もその対応を迫られることとなりました。学園では、耐震補強工事を施工していた大成建設鰍ノアスベストに関する調査を依頼しました。
 一番問題となる飛散性の懸念がないことは、目視と図面調査で判明し、「安全」の説明を受けました。さらに安全を期するに、詳細な専門調査機関に調査依頼をしています。
中間の結果報告を受けていますが、今後にむけて安全を考えながら対応していきます。

学園永年勤続

 次の五名の方が表彰され、理事長より感謝状と記念品の贈呈がありました。
中高
安家美砂子
事務課
松ア一信
川北千香子
谷口美穂子
阿部美紀子(敬称略)


次へ次頁へ
戻るタイムス目次へ戻る

戻る東京文化短期大学資料室へ戻る

戻る 東京文化学園ホームページへ戻る

Copyright (C) 2005 TOKYO BUNKA GAKUEN