昨日からは気温も上がり活動しやすくなりました。800米の快泳は全員23バディ(46名)が参加し、20バディが完泳しました。
惜しくも途中でリタイアしたボーイズも、足の立たない所でこの距離に挑戦した事は称えられるべき大きな体験だと思います。
今日12日はアウティングの始まりの日。
14日にかけて各グループごとにテント、寝袋、食料を持って出掛けます。雨模様になってしまいましたが、幸い今日の行動中は降られず、今しがた、それぞれの目的地から無事到着の連絡が入ったところです。
グループと行き先を記しておきましょう。
第7キャビン 12〜13日 大池泊 斑尾登山
第8キャビン 12〜13日 大池泊 斑尾登山
第11キャビン 12〜13日 高谷池泊 火打山登山
第6キャビン 12〜13日 高谷池泊 妙高登山
第12キャビン 12〜13日 赤池泊 (原生花園)
第9キャビン 13〜14日 大池泊 斑尾登山
第5キャビン 13〜14日 高谷池泊 妙高登山
行先に応じてキャンプのマイクロバスやバンでスタッフが送迎しています。
もうひとつ学荘の生活のひとこま、デューティー(清掃)の事もお伝えしましょう。毎日朝食後、自分たちのキャンプ場を分担して清掃します。食器洗い以外のキャビンは食堂やトイレ、小径(こみち)などをきれいにします。
学荘のボーイズたちはよく働いてくれます。トイレの便座も外して磨いてしまう念の入れようです。このような体験があるので、あるボーイズは皆の前で特に発言を求めて立上がり「せっかくきれいにしたトイレだから、気持ち良く使うよう皆で気をつけよう。特に出る時はスリッパは次の人のために履きやすいよう反対にむけて脱ごう」なんて発言します。自分たちで苦労したから一層大切に使う、この事を皆が実感として持っているのです。
今晩キャンプ場に残っているのは2キャビンだけですので1998年8月12日
静かな夜になりました。
明日には汗まみれになったボーイズが帰ってきます。
そう、学荘に「帰って」くるのです。
たくさんの賜物を与えられて。
荘長 殖栗信夫