「第63回 野尻学荘だより」 第9号


8月17日(月)
6:00(サマータイム)起床
6:30旗上げ、礼拝(キツツキハウスにて)
7:15食当、朝食
8:30「ザザンブ」のチャイムで集合・キツツキハウス前にてアナウンス・体操
9:05遊覧船に乗船
9:25琵琶島に接岸「チクサクコール」
9:46遠泳隊列進入
11:56着荘
12:21終了宣言

泳者46名中30名が完泳しました。

学荘を第3のじりこ丸に乗り出発。早朝より低くたれこめていた霧も少しづつ晴れて視界には問題のない状況になってきました。
船上にあっても雨は強く降り、湖面は白く見えます。ボーイズたちは不安、心配でありつつも元気な様子です。
20分で琵琶島に到着。雨の中雨具で歩いて移動しました。
今日の雨はいつになく優しい Gentle Rain でした。
25°の湖水の上を黄色い水泳帽の泳者、7名の赤い水泳帽の伴泳者、周囲を9隻の伴ボートとエンジンボート2隻、救護船のカッターが学荘を目指して隊列で進みます。

琵琶島の水泳場からYWCAキャンプのある琵琶ケ崎を目指して隊列は進み、樅ケ崎と国際村を結ぶポイントから左へと進路を変えます。東洋英和キャンプのある寺ケ崎を目標にして、竜ケ崎をまわり学荘のボート桟橋に着荘するコースです。

「左右の泳者との間隔を十分にとって泳ぎなさい」とか「立ち泳ぎをしないで伸びなさい」とか「波が来たので伸びろ」といった声が伴泳者から掛けられています。

2時間9分後に着荘地点のボート桟橋に到着しました。
最後までがんばった泳者に伴泳者のリーダーが「がんばったね、よかったね」と声を掛けたり、握手をしています。
互いの健闘をたたえあっています。
実にすがすがしい光景です。

雨のために着荘後恒例のおしるこはメインホールに移動して頂きました。 松本聖美マザーが一人一人におしるこを配っています。
夕食後に遠泳隊列指揮船の新堀真之リーダーから遠泳の報告がありました。完泳したボーイズの氏名発表が行われましたが、完泳者もリタイヤした泳者も互いにおしみない拍手を送っていました。
例年に比べるとリタイヤした泳者は多いのですが「再挑戦のチャンスのあるボーイズは次回がんばってください」という言葉にうなずいています。

今夜のプログラムはスタンツ(キャビンごとの寸劇)です。
どのキャビンも趣向とアイデアをこらして盛大に行われる事でしょう。
豊に恵まれたうちに12日目の今日まで、皆元気で健やかに、そして愉快に過ごしております。

このキャンプを支えて下さる数多くの皆様に改めましてお礼を申し上げます。

プログラムディレクター

大倉健宏


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