野尻学荘4日目の今日も朝から快晴でした。3泊程度の短いキャンプだったらもう帰る頃ですが、長期キャンプの野尻学荘ではまだ序盤です。
各キャビングループでは緊張がほぐれてきていて、人間関係が徐々に展開し始めています。
各人がそれぞれのカラを捨てて、生の、素直な自分自身を出し合ってこそ、深い交流が生まれます。互いに影響を与えあいながら、日々真の友人を発見する契機に富んでいる野尻学荘にとって、「期間」は大切な要素なのです。
昨日は日曜日で午前中は聖日礼拝でした。正装(エリ付きシャツとたすき着用)でメインホールに集いチャプレンのお話を聞きました。この日だけある「礼拝献金」はYMCAを通してバングラデッシュの識字教育のために。ボーイズ達はお小遣いからよく考えて献金額をきめて捧げます。
夜はキツツキハウスで親睦会、キャビンカウンセラーが交代で出てきてはゲームを指導してくれました。床が抜けるのではないかと心配するほどの一幕もありましたが、最後に全員で肩を組んで「今日のわざ」を歌った時は文字どおりみんなが一つになったように思いました。
- 「今日のわざ」冨岡正男・詞曲
- 今日のわざ すべておえ
- 静かなる 夜となりぬ
- 安らかに 健やかに
- 守らるる この幸
- 我が勤め 明日も尽くさん
- 真心もと 一筋に
- 父上よ 母上よ
- つつがなく いませや
- 今日のわざ すべておえ
- 静かなる 夜に祈る
(C)1940 富岡正男 詞曲
☆MIDIファイル 3,582バイト
これからの野尻学荘での日常的な日課(スタンダード・プログラム)の繰り返しは、キャンプに落ち着いたリズムを与えてくれるでしょう。
ここ数日食欲のなかったボーイズがいましたが徐々に回復していて、みんな元気に活動を楽しんでいます。ご安心ください。
野尻学荘OBの藤本孝人君のイラストを今年もお送りいたします。
(荘長 殖栗信夫)