「第67回 野尻学荘だより」

No.67−06

発信日:2002/08/14(Wed) 19:23




14日から15日にかけて、すべてのキャビンはアウティングに出かけ、野尻学荘はつかの間の静寂に包まれています。
今号ではボーイズたちがどのようなプログラム・ソースを用いた、水上プログラムを楽しんでいるか紹介いたしましょう。

 学荘の門は野尻湖に向かって開かれています。
まず湖岸(ウォーターフロント)には湖水をフロートで囲った水泳場があります。
深さにしたがってそれぞれA、B、Cのエリアに区切られています。
室内プールでの水泳に長けたボーイズでも、初めて泳ぐ時には不安でドキドキするようです。

 水上活動の安全を守る水上見張小屋の前には、8艘の手漕ぎボートが並んでいます。
視線を左にうつすと、10艘の一人乗りヨット(ミニホッパー)がヨット桟橋上にあげられています。
沖に係留されるスループ(シーラーク他)は4艘そろって風上にバウ(船首)を向けています。その先には大型ヨット、オメガがわずかに揺れています。
オメガは1つのキャビン、10名程度まで乗船できる学荘の精神的な旗艦でしょうか。
また4艘の2〜3人乗りカヌーと1人乗りカヤックが陸上にふせてあります。
中学一年生のキャビンは10数人乗りのカッターでアウティングに出かけました。
今日の水場はボーイズたちのにぎやかな声ではなく、桟橋を洗う波の音が繰り返されています。

 この原稿を記しているノートから目を離して、私の眼前に高校生キャビンの登っている妙高山、中学2〜3年生キャビンが登る斑尾山、黒姫山、そしていくつもの岬が目に入ってきました。
これら全てが学荘のプログラム・ソースなのです。
ボーイズたちはこの恵まれた環境の中で、皆元気で楽しい生活を続けています。

学荘便り67_6

(ウォーターフロント・ディレクター 大倉健宏・写真はヨット実修)


注記:この「野尻学荘だより」は会期中野尻学荘現地から直接BBSにお送りしたものを再編集しました。


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