今年から野尻学荘の集合、出発場所は高田馬場にある山手YMCAになりました。
7日の集合時刻には全員遅刻無く参集しました。遠くは米国や沖縄、大阪、福島、茨城などから集まりました。
9時前にバス2台で出発。道路状況も快調で、バス酔いもありませんでした。
12時に東部湯ノ丸SAで昼食休憩を一時間とったあと、野尻湖畔に到着。そこから遊覧船で湖を渡り、14:20に桐久保の学荘に無事到着しました。
初日はこれからの生活を安全快適に過ごすためのオリエンテーションや、キャンプサイト内を実際に歩いてみて回ったりしました。初参加ボーイズはもちろん皆真剣に聴いていますが、不思議なことに何回も来ているボーイズも静かに聞いています。「今年はどこか変わったところがあるのかな?」と彼らなりにチェックしているのかも知れません。
学荘ではサマータイムで過ごすため、到着と同時に時計を一時間進めました。つまり、これ以後は日本標準時の12:00は学荘タイムの13:00となります。
夕食後は開荘式。
キャンプファイヤーを囲み、新しいボーイズとリーダーに「たすき」が一人ひとり授与されます。学荘二代目、三代目のボーイズもいます。前から来ていたお兄さんに続いて、今年からは弟も参加するという兄弟ボーイズもいます。
ボーイズ41名、スタッフ、リーダーを加えて総勢67名の「学荘の仲間」の誕生です。
8日は旗揚げ、朝食、礼拝、DUTY(掃除)、そして午前中は実修のオリエンテーション。2週間通しての種目ですから、選択もよく考えて・・・
そして水上活動のオリエンテーション。実際に水辺に出て安全を中心にルールを学びました。
午後は泳力チェックです。一人ひとり緊張して、しかし精一杯泳いで判定を受けました。
この判定で水上活動の制限や実修の選択が決まる場合もありますが、同時に各人の目標も明らかになっていきます。
台風接近で降雨を心配しましたが、日没まで予定どおりの活動ができました。
ただし、予報では明朝にもこちらに接近してくるとのことですので、夕刻にはプログラムリーダーやスタッフ総出で船舶を避難させる「荒天準備」作業を完了しました。
これから始まる夜の楽しい「親睦会」が終わった後、今夜は各キャビンとも雨戸を閉めて就寝するようにと注意がありました。
長期キャンプですので、滑り出しもゆっくりと進めています。
特に新参加者がここでの生活を楽しめるように・・・の視点で急がずに過ごしています。
皆元気で、食欲も急速に旺盛になってきていますのでご安心ください。
(2003年8月8日・荘長 殖栗信夫)
*写真は開荘式でのたすき授与のひとこま。)
注記:この「野尻学荘だより」は会期中野尻学荘現地から直接BBSにお送りしたものを再編集しました。