「第69回 野尻学荘だより」

No.69−07

発信日:2004/08/19(Thu) 18:27




遠泳

 今日は学荘のかなでも一大イベントの遠泳の日。昨年は生憎の天気で中止になってしまいましたが、今年は朝から太陽は雲に隠れているものの気温は暖かく、風もそよ風程度で天気予報も問題なく好コンディションでした。朝食のときにボーイズの様子を注意深く見てみたのですが、全体的には特に緊張した様子もなく、楽しそうに食事をしていました。
 8時半にキツツキホール(旧メインホール)に集合し、隊列についてのオリエンテーションをした後、遊覧船で出発地の枇杷島へ向かいました。水温、気温とも25度、南の風微風。高三の町島崇史君と貞安栄太郎君を先頭に、全13バディ26名は9時30分に遠泳を開始しました。まず、YWCAを目指して泳ぎ40分ほどして進路を学荘方面に変更し順調に進行しました。途中3名がリタイア、そして4名が本体から遅れ、第二グループを形成しました。心配していた風もさほど吹かず、きれいな二列の隊列が黒姫山を背に順調に学荘を目指しました。
 スタートしてから約1時間45分後の10時15分頃にまず本体の19名が無事到着し、今年からムカデワイズから送られるお汁粉(通称ムカデ汁粉)をすすりました。それぞれのボーイズの顔は晴れやかで少し大人になったような気がしました。  本体到着から約30分後、マイペースで泳いでいた第二グループの4名も無事到着し、今年の遠泳は終了しました。完泳23名、3名のリタイアも今までの自分の記録を大きく伸ばしてのリタイアでした。
 この遠泳がボーイズにもたらすものは計り知れません。自分に対する自信を深めるとともに、他人への思いやりも生まれます。これからの生活を送る中での重要な糧となるでしょう。またボーイズだけでなくサポートするリーダー、スタッフにとっても違った意味で大きな自信と経験になっています。今年の遠泳が実り多いものであったことを確信しています。
 夕食はいつも声が大きくにぎやかで、だれもがしっかりと相手の顔を見ながら晴れやかに談笑していました。いつもリーダーのそばに座っているのに、一番遠い席にすわっていた中学生ボーイズもいました。遠泳が終わると野尻学荘もあと数日です。そろそろ帰る準備です。

(プログラムアドバイザー 高橋 伸)


注記:この「野尻学荘だより」は会期中野尻学荘現地から直接BBSにお送りしたものを再編集しました。


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