2004.7.〜9.
五千円札の肖像が樋口一葉に替わるので札幌では新渡戸先生に「さよなら」の催しが行われています。
札幌市時計台では、7月1日から9月30日まで、2階で「新渡戸稲造展」を開催します。
時計台は1878(明治11)年、北海道大学の前身、札幌農学校の演武場として建設されて以来、札幌市民はもとより全国的に親しまれている施設で重要文化財に指定されています。
この時計台は、本学の創立者森本厚吉先生、初代校長新渡戸稲造先生が学んだゆかりの建物でもあります。
時計台は平成7年から4年間に渡る修復工事の後、1階は札幌農学校の歴史や修復の様子の常設展示、2階は明治32年当時講堂として使われた情景の復元展示を行い、夜間は音楽会、講演会、結婚式などのホールとして市民に広く利用されています。
札幌農学校教師と卒業生は著名人が多く、常設展示でも取り上げられていますが、毎年小コーナーを設けて1名ずつ取り上げた特別展示を行っています。
今年は、冒頭にもあるように、五千円札の肖像が新渡戸先生から樋口一葉に替わる予定なので新渡戸稲造特別展示が行われます。
本学園からも、新渡戸先生の書かれた額四点、先生の署名のある「教職員心得」などを写真展示します。
北海道旅行の時にはどうぞお立ち寄り下さい。
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