-2- 第351号  TokyuBunka Times  平成17年3月8日

ルネッサンス80プロジェクト
短期大学

『食物栄養』で学んで

食物専攻主任 梅村詩子

 二年前、栄養士資格を取得し、社会に貢献したいと夢と希望を持って入学した学生達が羽ばたく時期です。87名の学生が栄養士免許を希望し、38名の学生がフードスペシャリスト資格を取得しました。
 卒業後、栄養士希望の学生は病院、事業所、高齢者福祉施設、学校、保育園等の『栄養士』として勤務することになります。『自信を持って栄養士の実務をこなして』という願いと、『栄養士としての知識や調理・給食実務をしっかり会得したであろうか』と心配な気持もあります。
 栄養士以外の仕事を選ぶ学生もいますが、どの仕事も社会でいろいろな経験を重ねることで、技術的にも、精神的にも人間的にも大きく成長するものです。チャレンジ精神と勇気を持って進んでほしいと願っています。

卒業おめでとう

羽ばたけ、福祉一期生

生活福祉専攻主任 三澤 晴子

 本学生活福祉専攻の二年間の課程を無事修了された皆様が、この度、晴れて第一期生としてご卒業の日を迎えられましたこと、心からお慶び申し上げます。これからの輝かしい未来を、教職員一同心から期待し、応援しております。
 思えば、第一期生の宿命として、「東京文化」の高い理想のもと、教員も新しい道を模索しながら、学生の皆様と共に作り上げてきた二年間でした。
 定員の半分の二十名で出発した小さなクラス、一人ひとりの個性溢れる素敵なクラスでした。きっと、一生助け合い、支え合っていける仲間たちだと信じています。残念ながら一緒に卒業できない友達もいますが、共に学んだ仲間に違いはありません。一足先に扉を開いて待っていて下さい。そして、後に続く多くの後輩たちの希望の星として、また、本学卒業生としての自覚を持って高く羽ばたいてください。

卒業研究発表会

 二月九日、食物栄養・生活文化専攻の卒業研究発表会が開催された。七番教室を使って、八研究室、四十四演題、百一名の二年生が発表を行った。通年の自ら選んだ目標に向けての研究であり、その最終報告だけに、ハレの舞台として、与えられた六分間を、パワーポイント、OHP、ビジュアル機器を活用して終始緊張の面持ちで皆、懸命であった。「やり甲斐があった」、「ちょっと失敗したが、なんとか発表できた」と発表後は晴れやかな気分で感想を語っていた。長年続いたこの卒業研究は、生活文化専攻にとっては最後の発表会となり、食物栄養専攻にとっては必修としての最後となった。来年度からは食物栄養専攻の選択科目として置かれる。


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卒業研究発表会




介護実習報告

 設置二年を経て、生活福祉専攻ではいよいよ第一回卒業生を出します。卒業に向けての試験と平行して、二十日間の最後の実習も無事終わり、「介護福祉士」の資格取得も目前です。「実習は、勉強になりました。『もう実習生に任せるよ』とも言ってもらえて、トランスの移乗など大丈夫です。絶対に介護福祉士になります」と、より意欲的で自信にあふれる顔になった学生の感想を得ました。二年生の後期はすべて実習の毎日、実習施設先での丁寧な御指導を受けて、当初苦手であった実習日誌も何とか形がつくようになり、積極的な感想も書けるようになったようです。

海外語学研修の思い出

2DB 原口亜由美
 不安と期待の中で、ニュージーランドへ向かいました。猛暑の日本を離れ、オークランドは冬、十度前後の気候でした。南半球の日本とは異なる環境の変化に戸惑いながらホームスティー開始。ホストファミリーの一家を挙げての心遣いにまず安心しました。
 一時間程のバス通学。ほぼ毎日、オークランド大学で英会話の授業に通いました。講師の先生はとても優しく美人、解りやすく熱心に教えて頂き、その甲斐あって英語にも慣れ、授業も生活も楽しくなっていきました。午前中は大学の教室でのゲームや歌をまじえての授業。午後は先生と町へ出かけて、ショッピングセンターや保育・福祉施設等の見学を通じて、英会話トレーニングにもなりました。今回は学生一八名、引率の先生二名の参加でした。
 八月二十一日〜九月四日の十五日間は短く感じました。マオリやニュージーランドの文化にも触れることも出来て最高の体験ができました。

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セミナー終了式にて


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