-7- 第352号 | 平成17年7月8日 |
小学校 |
新一年生を迎えて
〜家族のように〜
今年度も入学式では、四十名の新一年生を迎えることができました。ピカピカの大きなランドセルを背負ってご両親に伴われた姿は、実に微笑ましく、迎える私達もこれから文化小の子として過ごす六年間が楽しみになります。一学年一学級という小さな小学校ならではの家族のような暖かい仲間となったのです。
今年の入学式では、最上級生が案内や荷物整理のお手伝いをし、一人一人が入場のときにも手をつないできました。二年生からはアサガオの種と手作りおもちゃを、三年生四年生からは歌を、五年生からは鍵盤ハーモニカの演奏を、六年生からは呼びかけの言葉をそれぞれプレゼントしてもらいました。
六年生には、本当にお世話になります。その後も毎朝の登校時に一年教室に来てもらって、荷物整理や着替えの手伝いをしてもらったり、一緒に遊んでもらったりしていました。大きな六年生が優しく上手に遊んでくれるので、新一年生は、どの子もすぐに小学校が大好きになりました。給食が始まると、配膳を手伝いに交代で来てくれました。また、「お話の出前」(読書指導の一環)といって、グループごとにペープサートや紙芝居などを手作りして給食の時間に読み聞かせをしにも来てくれたので、給食の時間になるのをどの子も本当に楽しみに待っていました。
入学して間もない頃には、二年生が一年生一人一人とベアになり、「学校探検」に連れて行ってくれました。二年生もお兄さんお姉さんとしての自覚を持ち、学校中をくまなく案内してくれました。五月になってからの「歩く会」でもこのペアでバスに座り、手をつなぎ、お弁当を食べました。
「一年生歓迎ランチデー」では、全校縦割り生活班に分かれて、校内で仲良くお弁当を広げ、食後は上級生が工夫してくれた名前ゲームで楽しく過ごしました。
入学してすぐ四月下旬に「親子遠足」という行事もあります。緑の芝生でお弁当を広げ、クラスみんなで仲良く食べました。子供同士だけでなく、保護者の方同士も仲良くなっていきます。
小さい学校だからこその良さでしょう。家族のように、兄弟のように、一緒に過ごしていくなかで、縦のつながりも強くなり、自分がしてもらったように、やがて上級生として下級生にも優しく親切に接していくことができるようになるのでしょう。
一年後には、優しいお姉さん、頼りになるお兄さんになってくれることでしょう。
(一年担任 安蔵)
こども もう六月だって
小学校長・幼稚園長 福田景三郎
みんなで楽しく生きるには
自分勝手な思いでまわりの人とけんかをしないこと
まわりの人と仲よくすること
まわりの人のよい所を見つけること
まわりの人とふれあうこと
まわりの人って、いい人だなと思うこと、信じること
だって人間って、いやな所もあるけれど、いい所もあるんだよ
きらいな所が見える時
自分がわがままなんだよ、自分がキライメガネをかけているんだよ
いい所が見える時
自分に素直になっているとき、自分がイイメガネをかけているんだよ
いい所は神様がつくり、きらいな所は人間がつくるんだよ
いい所を見ていればいやな所はだんだん見えなくなる
それも一緒にいるからできるんだよ
一緒にいるって大切なんだねなぜって
一人で家族になりますか
一人で学校になりますか