-2- 第354号 |
| 平成18年3月6日 |
『卒業おめでとう』
食物栄養専攻で学んで
食物栄養専攻主任教授 梅村詩子
栄養士資格取得のための二年間の勉学を終え、社会に巣立つ時期です。二年前は“こんな栄養士になりたい”と夢と希望を持って入学した学生の皆さんが羽ばたく時期です。今年は六十八名の学生が栄養士免許を取得見込みで、三十一名の学生がフードスペシャリスト資格を取得しました。
卒業後栄養士就職希望の学生は病院、学校、高齢者福祉施設、保育園等の『栄養士』として勤務することになります。食物栄養専攻で学んだ皆さんは、どのような職業についても、社会の人々の"食と健康"に寄与するという自覚と、与えられた仕事に対する覚悟と責任感を持って社会に望んでほしいと思います。
二年間は短く、実験実習に明け暮れ、調理・給食実務等の習得に忙しく過ごしたたと思いますが、「卒業」は社会に出る「スタートライン」に立つことです。これからさらに社会の中で日々学んだり、種々の経験を一歩一歩積み重ねることで技術はもちろん、精神的にも人間的にも大きく成長するものです。“夢”と“チャレンジ精神”を持って進んでください。卒業後は、管理栄養士講習会や困った時の相談でも、いつでも先生方は強い味方です。
楽しかった調理実習
卒業に向けて
生活福祉専攻主任教授 三澤晴子
この度、晴れてご卒業、そして「介護福祉士」の資格を取得されました生活福祉専攻第二期生の皆さま、心からお慶び申し上げます。
思えば、東京文化の建学の精神である「3H精神(Head Heart Hand)」の理念のもと、介護福祉士に必要な幅広い知識や教養を身につけるための学習、そして科学的根拠に基づき相手の気持を尊重しながら行う介護技術等の実習室での学内演習、それに伴う数々のレポートやテスト、与えられた課題の提出など、卒業生の皆さまには締め切りに追われ、苦労した思い出が走馬燈のように頭に浮かんでくるのではないでしょうか。
なかでも三回にわたり、長期間取り組んだ施設実習は、いろいろな意味で忘れられない貴重な体験であったと思います。不安そうだった皆さんが、自信にあふれ生きいきと輝く表情に変わり成長していく姿に、私ども教職員一同、心から感動し、嬉しく見守っておりました。
これは、実習施設での職員の皆さまによる親身のご指導はもとよりのこと、高齢者や障害のある方々の笑顔に育てていただいたものと、有難く感謝申し上げております。
また本専攻では、「介護福祉士」のほかに「介護保険実務士」の認定資格もとれますが、これらの資格を取得できたのも、皆さまご自身の努力はもちろんですが、ご家族をはじめ多くの方々の支えやご指導の賜であることを忘れずに、今後ますます謙虚にご自分を磨いていって欲しいと願っております。
ほんとうの意味の勉強はこれからです。いろいろな困難や壁に突き当たったときはいつでも訪ねて来てください。
皆さまの輝かしい未来を、教職員一同心から期待し、応援しております。そして、常に感謝の心を忘れず、東京文化の卒業生としての自覚と誇りを持ってご活躍されますようお祈りいたします。
NZ語学研修記
障害福祉教授 斉藤和良
今回のニュージーランド(NZ)語学研修は八月二十日から九月三日の日程で行われました。総勢十七名(学生十五名、引率教員二名)の一行は空路成田クライストチャーチ経由でオークランドに到着し、二週間にわたる語学研修を受講しました。午前中はオークランド大学にて英会話の授業を受け、午後は市内観光や先住民族のマオリ文化に触れ、移民国家であるNZの風土を満喫しました。
Mt.Edenにて
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