-2- 第357号 | 平成19年3月6日 |
短期大学 生活学科 |
食物栄養専攻
「食」を通して健康を守る気概を
食物栄養専攻主任 守屋哲博
「栄養士になる」という高い志を持って食物栄養専攻に入学された80名の皆さん、卒業おめでとう。栄養士の資格を得るために多くの技術と知識を身につけましたね。一歩一歩確実に成長していくあなた達のそばで二年間を共にできたことを誇りに思っています。社会に出てもさらに経験を積み人間的にも大きくなって下さい。
資格は働くためのパスポートに過ぎません。学ぶ真摯な心をいつまでも失わないで下さい。たとえ栄養士以外の仕事であっても「食」を通して健康を守るという気概を持ってここで育んだ知恵をこれからも活かしてほしいと願っています。
生活福祉専攻
祝卒業「新たなる旅立ち」
生活福祉専攻主任 斉藤和良
ご卒業おめでとうございます。
卒業は一つのことを終えるのと同時に、新たなる出発でもあります。短大生活2年間の中で介護福祉に必要な知識・技術を習得し、そして介護実習I、II、III等延べ58日間にわたる実習をこなし、介護の難しさや楽しさを理解したと思います。
東京文化の生活福祉専攻で学んだことに自信と誇りを持ち、介護の専門家として、さらに知識を深め、そして技術・技能を磨き、これからの社会の一端を担う介護の専門職としての誇りと自覚を持って、ご活躍されることを期待しています。
児童生活専攻
保育士第一期生誕生
児童生活専攻主任 星 道子
晴れて保育士になられたみなさん、ご卒業おめでとうございます。
部屋を出て行く時、きちんとこちらを向いてあいさつして出て行くみなさんの姿が目に浮かびます。一見些細なことですが、このことは専攻科で学ぶうちにこころが育っていったことの表れです。
人を思いやるこころが育ったからこそ、あいさつや普段の行動にも自信が持てるようになったのです。
短大を卒業し、専攻科に入るみなさんも人とのかかわり・こころを大切にしてください。
みなさんの新しい船出を心から応援します。
▲専攻科・総合演習発表会の様子
生活学科今 思うこと
保育指導研究室専任講師 伊澤永修
児童生活専攻が開設されて早3年の年月が流れようとしています。彼らと初めて出会ったときから、専攻全体の雰囲気は、保育者を志す学生が多いこともあり、とても明るく、活気がありました。年を追うごとに専攻全体としての人数が増え、スポーツ大会や新渡戸祭などの行事が年々明るく賑やかな雰囲気の中で行われるようになってきたと感じています。
ある日、中庭から「だるまさんがころんだ」という声が聞こえてきました。小学生にしては野太い声だなと変に思い外へ出てみると、その声の主は、何と児童生活専攻の学生の声でした。「だるまさんがころんだ」「きった〜!」「わ〜っ!」目の前に広がる光景に多少の驚きとともに嬉しさも覚えました。子どもたちはお友達と遊ぶのと同じくらい保育者と遊ぶことが好きです。本気になって一緒に遊んでくれる保育者には大いなる親しみを感じ信頼を寄せていきます。私は彼らの子どものように遊ぶ姿に保育者としての資質の一端を見て取ることができて嬉しく思えました。彼らの笑顔が子どもの笑顔となり、笑顔のバトンがどこまでも繋がって行くことを心より願います。